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(21話)18年前の『お 礼』

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《1999年4月9日早朝5時頃だったかと》~九州の福岡は小倉駅


奥さんへお礼の言葉を伝え
再び助手席へと乗り込んだ。

走り始めてすぐにたどり着いたのは
”小倉駅”

地理にはてんで疎い俺が抱いた印象は
”九州の玄関口”と、いったところか。

丸太腕さん「兄ちゃん!ほれ!」


そう言って手渡してきたのは
現金で3千円。

『受け取れませんよ。返す当てもないし、それに...』
まだ言い切る前に

丸太腕さん「そうか。じゃあ、そのお金は君のように困っている人のために使ってあげなさい」

そう言われてしまい
何も言葉が出てこない代わりに、深々と頭を下げた。

丸太腕さん「がんばってな!」

そう言い残し、走り去っていく姿が見えなくなるまで
その場を離れられないでいた。

絶対にたどり着いてやる。

今一度、心で硬く決意を結びなおしながら
涙と鼻水でぐしゃぐしゃになっていた。

生きていて良かった。

心からそう思えたのは
人の暖かさに触れ続けたことがきっかけだろう。

2ヶ月前のあの自殺が
未遂に済んで本当に良かったと...
... ... ...

... ...

...

《遡って1999年2月18日》


この日はリハビリのため
藤沢市内にある湘南台病院へと来ていた。

抜釘(ばってい)手術は昨年の入院中、既に済んでいて
この頃には車の運転にも支障がない程に回復していた。

リハ医「若い人は回復早いけど、君の回復力には目を見張るものがあるなあ!」

嬉しそうに話しながら、最も損傷が激しかった右ひじを
曲げたり伸ばしたりを繰り返していた。

『そーっすか』

ぶっきら棒な返事とは裏腹に
内心は照れていた。

まだ仕事に復帰出来るまでは遠かったものの、経過は順調で
家では掃除や洗濯が俺の主な仕事。

とはいえ、物心ついた頃からやらされていたから
仕事というよりは習慣か...

母親はその日も狂ったようにパチ ンコへ出かけ、家では俺一人。

一通り家事を済ませ、自室に戻ってプレステで遊んでいると
いつの間にか帰宅していた親父が、真っ赤な顔をして部屋へ乗り込んできた。


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