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(17話)18年前の『お 礼』

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《4月8日昼下がり》岡山駅~


無駄とは思いつつ、
運賃表を一通り眺めてから駅を後にした。

ここから新幹線にでも乗れれば
あっという間に九州へは辿り着けるのは分かる。


しかし、財布の中身を考えると
かなり無理があった事もあり
目の前の国道を今まで通り歩いて行くことにした。

とにかく、ひたすら歩いた。
現在位置なんて考える事もなく。

何せ全てが行き当たりばったりなのだから
考えたって無駄なのだと自分に言い聞かせ
歩いては車道へ腕を振り、また歩いては車道へ腕を振り...

どれくらい歩いただろうか。

あたりの景色は先ほどの都会の風貌とは打って変わり
”田舎のあぜ道のど真ん中の太い通り”
という表現がぴたっとあてはまる。

自信をなくす事すらも忘れていると
目の前で一台のクーペがハザードランプを照らしてくれた。
走り屋に人気のスープラだ。




《4月8日太陽も傾いてきた時刻》ここ何処?


青年「父が国会議員をしていて、僕は勉強のために日本にきました」

ベトナムから留学に来ていると言うその青年は
片言ながらも標準語に近い言葉で話す事もあり
心が随分と和んだ。

単身国を離れ、遠く離れた地で生活を送るというその話には
状況こそ違えど共感を持てた。

それでも、俺がひきつった表情でいたのは
先ほど手渡されたベトナム製の飴玉の仕業だ。

青年「日本人の口には合わないだろうね!」

口に頬張ってから
いたずらっぽい表情を浮かべた青年。

図りやがったな!(笑)

こんなどうでも良さ気なやり取りが何だか新鮮で
時間の流れなど全く気にならなくなっていた。

気がつくと、とある駅に着いていた。
気さくな青年ともここでお別れ。

『国に帰っても忘れません!』

当時の俺の名一杯のお礼の一言に
にっこりと微笑んでくれた。





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