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(13話)18年前の『お 礼』

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《1998年8月10日夜...》


それは、ほんの僅かな動作だった。

当時流行りの腕時計”spoon”に目を落とすと
時刻は22時
その瞬時の行動が俺の人生を変えるきっかけになるとは...

視線を前方へ戻すと
前をゆっくりと走っていた車が駐車場へ進入するため...
左折し始めていた!





やばい!!!
ブレーキ!!!!!



焦りすぎて力んだその右足は
思いっきりフットブレーキを踏み込んでしまった!

だめだ!!!
ロックした後輪がこの雨でなおさら...



ガガガガガッ
ガガーン!!!



瞼を強く閉じる間際に見えた光景は
真っ赤な車の左側フェンダー部分。

俺の体はそのまま空高く投げ出され
硬いアスファルトに叩きつけられた。

勢いそのままに
何度でも...何度でも...

まるで、蹴り出されたサッカーボールのように
激しく、転げ回っていた...

何回転したかなんてもうわからない。
やっと勢いを失い、大の字になった姿勢のすぐ傍で



カラカラカラカラ...



乗っていたバリウスの後輪だろうか?
虚しく、回転する音だけが聞こえた。

意識は、はっきりとしていた。

『大丈夫....だよな』

誤魔化すかのように心で呟いていた。

バタン、バタン

すぐ近くでドアを開け閉めする音が
ふたつ聞こえた。

近寄ってくる人の気配
先ほどの赤い車の主だろうか?

まず目に飛び込んできたのは、すっかり怯えきった女性。
運転していた本人だろう
その表情は青ざめていて、言葉すらおぼついていなかった。

かたやもう一人は、多少なりとも冷静さを保った男性。
恋人同士であることは、なんとなくだがわかった。

動揺した女性がなんだか可哀想に思えたので

『あはは、大丈夫だって。意識もはっきりしてっから...イテテ』

こんな状況だって言うのに
精一杯明るく振る舞った。



本物のバカだ。



これが、俺と『ちかさん』との
文字通り衝撃的な出会いとなった。





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